断酒ingヒーロー

日常生活でアルコール依存症と向き合い、断酒・禁酒の方法と効果やメリットを探っていくブログ。

アルコールの精神依存について。アルコールはれっきとした「薬物」ということを理解しておくこと。

アルコール=薬物。こう思っているnonbeyです。

 

 

 

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出展 https://jp.123rf.com/photo_61911473

 

アルコールはれっきとした「薬物」

 

アルコール自体は、薬学的には一般的なタバコのニコチン、コーヒーなどに含まれるカフェイン同様、れっきとした薬物です。


また、かなり一般的ではありませんが、アヘンやモルヒネ、幻覚作用の強いマリファナLSD-25などと同じように、その薬理作用による心地よさをまた味わいたいという欲求から、繰り返し使ってしまうという、いわゆる「精神依存」が形成される強い部類に入るものです。

 

アルコールと麻薬は同じ


飲酒は未成年を除いて法律で禁じられてはおりませんが、社会的にも医学的にも許される限度というものがあります。


永年の飲酒、或いは比較的短い大量飲酒の結果、アルコールへの強い精神依存の状態になっている人は、麻薬の虜になった人と同じように、アルコールをどうして手に入れるか、また実際に飲んで酔う以外に頭になく、1日の生活がアルコールを中心として回転するようになり、次第にアルコールに溺れる結果になります。

 

動物だってアルコール中毒になる

 

もうずいぶん前に、たしかNHKで放映されたと思いますが、猿を使った実験で、水とアルコールの出る蛇口を別々にして猿に与えたところ、最初は、水とアルコールを交互に試すように飲んでいた猿が、次第にアルコールだけを好んで飲むようになり、仕舞いには餌も食べず、アルコールだけ飲む生活に陥っていくといった内容でした。


その後、アルコールの出るのを止めたところ、人間と同じように退薬(離脱)症状(禁断症状のこと、最近はあまり使われない)が出現したのを覚えています。


猿も人間と同じように高等動物です。たぶん牛や馬では、実験はうまくできなかったかと思います。


実は、ここに「われわれは、なぜアルコール中毒に陥るのか」ということと「なぜアルコール中毒は治らないのか」という大変重要なテーマが潜んでいるわけです。

 

毒だとわかっていても、やめられない。だから怖い。

 

普通、「中毒」は、その原因となるものを止めたら治ると思われています。


有機水銀や農薬はひとたびその害が分かったら、二度と口にする者はおりません。


しかし、アルコール中毒は、アルコールが害だと分かっても、なかなか止められないのが実情です。


このような人間とアルコールの関係は、もはや「有機水銀中毒」などと同じ範疇で扱えないということが、分かっていただけたと思います。


それゆえに、この関係は「アルコール依存」もしくは「アルコール精神依存」と呼ばれるべきものです。

 

そう、これを読んでいるあなた、アルコール精神依存かもしれません。

 

というnonbeyも、そう毎日思っているので、病気が悪くならないように断酒を継続しています。