連続飲酒発作。「あれ?いつも以上に飲めるようになったぞ。お酒に強くなってきたかな?」は勘違い。体が悲鳴を上げている証拠です。
連続飲酒発作が起きたとき
お酒を飲んで「吐く」「吐かない」は、方法を何とか学習する。
でも結局は倒れたり、全然歩けなくなるという結果に至るわけです。
さっきまであんなにしっかり喋っていたのに、突然わけのわからないことを言い出したとか。手のひらを返したようにスイッチが入る人のことを言います。
アルコール中毒と言う診断がついていない人でも、なんとなくやっていく人と、カチッスイッチが入ったようにわけのわかんなくなっちゃう人っていますよね。
nonbeyなんかは、ほぼ後者のパターンの人でした。
自分の自覚では、飲んでいる間はずっと飲み足りない気分がして「もう少しかなぁ、もう少しかなぁ」で足していくとある時、「ダー」と酔いが回ってくる。
アル中の人間がみな浴びるように飲んで、泥酔してぶっ倒れているかというと必ずしもそうではありません。
なんとなく飲んで「おとなしく俺は寝るよ」て寝て、起きてくると、また少しずつ飲んで、声をかけると「もう、わかったわかった」とか言いながらまた寝ちゃう。
そういうふうに3日ぐらい過ごしている。その間は特に日常生活を続けている。
だから無害な無害なことなし、なんとなく無気力な酔っ払いくらいですよね。その状態が続いている限りでは。
じつはそれが仮の姿というか、アルコール依存症者の場合、連続飲酒発作が起こるタイミングがだんだん短くなってきます。
2か月に1回とか3ヶ月に1回とかだったのが、週に1回やってくるようになる。
「連続飲酒発作」というのは、朝から飲み始めて吐くまでずっと飲んで、それこそ点滴じゃないと立ち直れないような状態に至るまでのだりまで飲んでしまうという点。
アル中さんが定期的に用いて状態を指して言う言葉です。
それは脳の問題でもあるんでしょうけど、肝臓の許容量の問題かもしれません。
同じように肝臓の分解が追いついていないと、あるとき急に分解し始めたタイミングで急激に酔いが回ることになります。
一般の人でも、酒を毎日飲んでいると本来の量よりたくさん飲めるようになると言われている。
何故かと言うと普通の状態でウィスキー水割り5杯が限度の人が、毎日水割り2杯ずつ、10日飲んだりすると、許容量・限界量には達していなくても肝臓の処理能力が追いつかなくなる。
そうすると肝臓が処理して酔いが回る。という本来の活動がないから、半分しか酔いが進まない。
本来5杯しか飲めない人間が、10杯飲んでもまだ倒れないでいられるとはそいういうことです。
一気に酔いが回るということは、体が悲鳴を上げているということを意味していますので、皆さん注意しましょうね。