断酒ingヒーロー

日常生活でアルコール依存症と向き合い、断酒・禁酒の方法と効果やメリットを探っていくブログ。

アルコール依存症の原因は?もともと大きな原因なんて無い。普通の社会生活がそうさせた。あとは自分の体質と性格だけの問題では?

なんでアル中になっちゃうんでしょうね?

 

私もさんざん聞かされましたが、みんな理由を欲しがるんです。

アルコール依存症になった人たちは

「仕事のストレスが」とか、

「離婚したときのなんとかの色が」とか、いろんなことを言うんです。

 

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だけど私の経験からして、この手のお話は要するに後付けの限界です。

いろいろな人のケースを聞いたけど、結局さしたる理由は無いのではと思うのです。

 

「こういう理由で飲んだ」とこじつけているだけで、実は逆。

まず、「飲んじゃった」ということがある。

 

飲んじゃったから、失業した、

飲み過ぎたから離婚した、

飲んだおかげで借金がこれだけできたよ、

と言うふうに話ができていく。

 

ではなぜ飲んだんですか? という問いに、じつは答えがない。

 

世の中で、アル中の話がドラマになったり物語として描かれる時や、やっぱり理屈がついていないと気持ちが悪い。

やむにやまれる理由がないとドラマが成立しにくい。だから、飲むための理由を補った形で物語が作られるわけです。

 

だからあれ、嘘だと思う。

 

実際の話、嫌なことがあって酒を飲むとすっかり忘れられる言うと、そんな事はありません。当たり前の話です。

むしろ、飲み過ぎちゃったってことが逆に酒を飲む理由になる。

あるいは、お酒がない、入っていないと、正常な思考ができない。

しらふだとイライラして、あらゆることが手につかなくなる、そういう発想になっていくから飲む。

 

アル中になる前に飲んだ理由は、別に普通の人が飲む理由とそんなに変わりません。

「なんとなく習慣で飲んでいました。」

「仕事が終わって一区切りで飲んでいました。」

その程度のものです。

 

アルコール中毒になる人、ならない人。

 

なぜアルコール中毒になる人とならない人がいるのか。

 

どうやら遺伝的なアルコール分解酵素の有無とか、組み合わせとかが何らかの形で関わっているようなんです。

 

19歳だったり22歳だったり、そんな年齢でも立派なアルコール中毒者いるんです。

 

彼らなんかは、飲酒歴3年とか短いです。

それでもアルコール依存になるんですよ。

つまりアルコールに対する酵素の感受性とか、酵素の分配などが、もともと弱かったということ。それがかなり大きく関わっていると思うんですよね。

 

要するにアルコール分解酵素と言うものがいくつかあって、それを持ってない人はそもそも酒が飲めないんです。

飲むといきなり頭が痛くなっちゃうんですよ。

 

あと凄く強い人と弱い人ってバリエーションがあるじゃないですか。

そのバリエーションの中に、飲むと途中でやめらんない人が、多分、数%か含まれているんですね。

 

暇と、お金がなければ、飲酒しない。

 

 20代のころは、そんなにアルコールは飲んでいませんでした。

 

会社では飲みに行くこと自体が説教される場所。だからあんまり行きたくなかったんですよね。そんなに好きな味でもなかったですし。

 

会社を辞めて、無職だったころは飲んでましたね。

でも頻度としては大した事はなかったんです。というのも、そんなにお金がなかったから。

 

お金がないことが、歯止めになっている人はそこそこいると思いますよ。

暇とお金が無い人は、アル中になりにくいんです。

 

30歳になるまでは、仕事が結構忙しいか、お金がないか、その両方どっちかでしたから、そんなにお酒は飲みませんでした。

私が30歳位になった頃そこそこ仕事が回りだして、お金が結構できたんですよ。暇もできたんです。

 

結婚後は嫁さんも働いていて、とにかくお金があるわけなんです。

でもお金があっても、もともとがそんなに贅沢じゃないから、貯金が少しずつ少しずつ溜まっていく。

ブランド物を買うわけでも、車を買うわけでもない。

となると、お酒を買うか・・・と。

 

お酒は、とにかく気がついたら買っていましたね。社会生活に悪影響がでているわけでなはかったから。

そうこうしているうちに30歳代~40歳代になるまで、ずっと飲み続けました。

 

 要は、別に何の悩みもないのに、気が付いたら毎日の晩酌が癖になってしまい、アルコール依存症になってしまった。

 

そうなんです。結局アルコール中毒に大きな原因なんてないんです。

 

だから、やめられるものなら、やめたほうがよいと思います。